無料のホームページ制作、AI自動制作はやめた方いい!?

無料のホームページ制作、AI自動制作はやめた方いい!?

無料のホームページ制作と有料のホームページ制作の違い

wixやjimdo、Ameba Ownd、ワードプレス、BinDup、Studio、ペライチ。
ECでいうとBASE、STORES、Shopify…と、

今や多くの無料サイト制作ツールが存在します。

片や現在のホームページ制作の相場は数ページの小規模サイトで20万~
アニメーションや情報量、ページ数、システム的な機能の多いサイトで
数千万かかったりもします。

ではこの無料のホームページと、有料サイト制作の違いはなんでしょう。

一言でいうとオリジナル性です。

無料のホームページや、AIでの自動制作の場合、テンプレートを利用します。

このテンプレートに沿って内容を作る為、多くのサイトと同じ構成のサイトが出来上がります。

幾らテキストやキャッチコピーが秀逸だとしても、
デザインやブランディングの観点から、同じテンプレートからは同じ印象しか生みません。

自社のサービスに最適な構成、テンプレートはその会社の為に「この世に1つ」しかないはずです。

今や多くのサービスがある中、競合と同じテンプレートでいいのでしょうか。

ホームページ制作を頼む前に、まず0円で作って欲しい。

とはいえ、ホームページ制作を頼む前にまずは自身で0円で制作してほしいと思っています。

それで済むのであれば、複数あるホームページ制作会社を選んで、信頼できるかわからない中多額のお金を払うより一番いい方法です。

今や数秒、数分で1サイト簡単に出来上がる時代です。

自身で必要要素や必要素材、必要な構成、どう打ち出すべきかを考える事が
まず一番大事だと思っています。

どの様なキャッチコピーにするか、色はどうするか、ページ数はどうするか、
どの写真を使ってどのようにお問い合わせに誘導するべきか。

フォントはどうすべきか、サービスをより魅力的に理解するためにはどうすべきか。

…このような事を考える事自体がとても大事です。

プロの制作会社に頼むとしても、サービスとしてのビジョンやどう見て欲しい、必要な構成や素材は何か、の理解が無いと、思い描くイメージは形になりません。

勿論その部分からプロが考えることも可能です。
ですがその分料金は上がります。

必要な技術や必要な手間、考えるべき項目をある程度想像できていないと、全てを制作依頼しておいてクオリティが高い低い、料金が高い安い、思っていたイメージが違う…と、そもそもの判断基準がお互いズレ続け、両者とも苦労することは目に見えています。

wix、jimdo、Ameba Ownd、Studioを試してみた。

studio

stdioを上記の様に真っ白のテンプレートに比較的自由にコンテンツを組むことができます。

結構自由に組めるので、慣れるまで時間がかかります。

wix

wixはこんな感じで何個か選択していくだけで、自動的にサイトが作られます。

決済カートを置く場合は有料です。

SEOの項目も簡単に設定することができます。

編集方法は該当のコンテンツを押し、背景や文字を修正していくだけの誰でも扱えるような作りになっています。

Jimdo

Jimdoもwixと操作感は近く、自動でサイトが出来上がり、簡単に中身のコンテンツを差し替えることができます。

ownd

owndはwix、Jimdoより操作間は簡単な印象ですが、自由度は多少落ちます。

まとめ

  • studio:自由度が高いものの、操作が難しい。慣れるまで時間がかかる。
  • wix:テンプレート数が豊富。簡単でいて汎用性も高い。共有権限機能も付いており、複数人で編集したりプレビューもできる。
  • Jimdo:テンプレート数が豊富。wixより簡単だけどテンプレ数はwixの方が上の様です。ただ、wixと比べてきれいなサイトが出来上がる印象です。
  • ownd:テンプレート数はwix、jimdoに比べて少な目。操作感は簡単なものの自由度は多少落ちる。

 これらを踏まえ、あくまで個人的な見解ですが、王道のwix、Jimdoの順でおススメです。

料金別のクオリティサンプル。低価格のデザインとプロのデザイン比較

こちらが無料で数分で自動作成されたホームページ

夫々の要素の統一性、関連性も薄く、情報が上手く入ってきません。
それどころか、適当なのでは、安心できない、経営がままならないのでは…とまで悪い印象を持たれかねません。

こちらがプロが作成したサイト。

プロが作成した場合、見た人にどう感じて欲しいのか、どの様に要素を配置すべきか、細かい部分まで緻密に練られています。

まず安心感を与えるためにどのような配色にすべきか、キャッチコピーはどこに置き、どのような写真を採用すべきか、まず最初に乗せるべきコンテンツは何か。

そのコンテンツを見た後の目線を計算し、どう誘導すべきか。

最終的に見ている方にどのようなアクションを起こしてほしいのか。

SEOを配慮したマークアップも自動では作り切れない部分まで設計されています。

ホームページ制作の相場を知って欲しい。

  • TOPページデザイン:8万
  • TOPページコーディング:5万
  • 下層ページデザイン(1ページあたり):3万
  • 下層ページコーディング(1ページあたり):1万
  • ワードプレス設定:5万
  • お問い合わせフォーム:5万

大体これ位で、3ページ構成であれば27万位。

これに原稿料、1文字3円~10円程
撮影料金:2万~10万

他にテスト、サーバ設定料金、解析タグ設置、基本的なSEO対策ドメイン取得、サーバ用意、SSL取得、メール設定、ファビコン設定…

と小規模なサイトで相場は20万~50万ほどになります。

大体1人1日動いて3~5万、一つ一つの作業がどれくらいで、どれくらいの料金が発生するかの感覚をつかむことは非常に大事です。

一つ一つの作業に対しての価格感があれば、複数社で比較する際に、価格の理由を知ることができます。

安さの訳や、自動化できるだろう部分、まだまだ人手が必要な部分を把握する事で発注後の進み方やクオリティに対する良し悪しの基準も全く異なってきます。

AIの言葉の響きに騙されないで欲しい

AIという言葉が氾濫しすぎたせいで、本来の「自動学習」として機能を果たす
AIはほとんどこの世にいないと思っています。

自動=AIではありません。

テンプレートに入力された文字や選択された写真をただ自動で組み合わせるだけではAIではありません。

ブランディングまで考える、入力された文字を、どの順番でどう配置して、
どの様に印象を持ってもらうべきか、どうアクションを起こしてもらうべきか考えるAIはまだこの世にいないと思っています。

その意味で本当に頼るべき無料サイト制作ツールもこの世にはいないと感じます。